歯が痛む、しみる【一般歯科】

虫歯は「できるだけ削らない」が重要です

  • 虫歯は「できるだけ削らない」が重要です Before
  • 虫歯は「できるだけ削らない」が重要です After

「虫歯ができたら削る」というのが当たり前になっている虫歯治療。しかし、歯やお口の健康のことを考えると、ただ削ればいいというわけではありません。むしろ、生涯にわたって健康な歯を維持するには、できるだけ削らないほうがいいのです。

勝どきの歯医者「新井歯科医院」では、患者さんへの負担をできるだけ軽減する治療方法を選択しています。こちらでは当院の虫歯治療や予防処置についてご紹介します。

できるだけ削らない虫歯治療について

歯は一度削ってしまうと、元に戻すことができません。そのため当院では、虫歯治療に薬剤やレーザーなどを用いて、できるだけ削らないように努めています。

3Mix 法

3Mix 法

従来、歯の神経まで進行した虫歯では、神経を抜くことが当たり前でした。しかし「3Mix 法」と呼ばれる治療を用いることで、神経を残すことができます。3Mix 法とは、まず虫歯になった部分を取り除いて神経の近くまで穴を開け、その部分に3 種類の抗菌剤を混ぜた薬剤を塗布し、カルシウムなどが入った充填剤を詰めてふさぐ治療法です。時間が経つと塗布した薬が神経周辺を無菌化し、さらに充填剤が再石灰化するので、神経や歯を温存することができます。

歯科用レーザー

歯科用レーザー

当院ではNd-YAG レーザー(ネオジウム・ヤグレーザー)を治療に使用しています。口腔内のさまざまな患部にレーザーを正確に照射できるので、痛みを感じにくく、治療範囲も最小限で済みます。治療時は患部を8~15 倍に拡大できるサージテル(拡大鏡)を使用。「どこが、どのように悪いのか」を細部まで確認しながら進めることで、できる限り患者さんの身体的負担を軽減します。

To Page Top

そもそもどうして虫歯になるの?

そもそもどうして虫歯になるの?

虫歯はとても身近な病気ですが、その原因についてはくわしく知らない、という方も少なくあり ません。こちらでは虫歯のメカニズムについてご説明します。

虫歯の原因となる4つの要素

虫歯は、次の4 つの要素が原因となって発症するお口の病気です。直接の原因は細菌(虫歯菌)ですが、そのほかの要素が複合的に重なり合うことで虫歯となります。

【虫歯の原因となる要素】
細菌(虫歯菌) 糖分 歯質 時間

細菌(虫歯菌)

歯の表面に虫歯菌が付着し、増殖することで虫歯になりやすくなります。

糖分

虫歯菌が口腔内に残った糖分を栄養にして、歯を溶かす酸を作り出します。

歯質

歯質の強度は人によって異なります。歯質が弱いと、虫歯になりやすくなります。

時間

時間の経過とともに虫歯菌が増殖し、より多くの酸が作り出されます。

虫歯を防ぐには

虫歯を防ぐには、なにより虫歯菌を減らすこと、酸を作り出しにくい口腔内環境を整えることが重要です。糖分を多く摂り過ぎない、食後あまり時間を置かずにブラッシングする、定期的に歯科医院で検査やクリーニングを受ける、といったことを実行するだけで、健康は歯を守ることができます。

>>予防について

To Page Top

各症状と治療法について

虫歯治療では、症状の進行によって最適な処置・治療法が異なります。

虫歯の進行段階 症状・治療法

C0初期の虫歯

C0
初期の虫歯

エナメル質の表面が溶け、白く濁った状態です。痛みなどの自覚症状はほとんどなく、適切なブラッシングやフッ素塗布を行うことで自然治癒が期待できます。

C1エナメル質の虫歯
C1
エナメル質の虫歯

エナメル質の内部に虫歯が進行した状態です。溶けた患部が黒ずんで見えますが、痛みなどの自覚症状はあまりありません。再石灰化での治癒は期待できないため、患部を削って詰めもので保護します。

C2象牙質の虫歯
C2
象牙質の虫歯

エナメル質の奥にある象牙質はやわらかいため、穴が大きく広がって冷たいものや甘いものがしみるようになります。C1と同様に患部を切削し、削った部分を詰めもので補います。

C3神経の虫歯
C3
神経の虫歯

虫歯が神経に達し、侵入した細菌が炎症を起こすことで激しい痛みを感じます。患部を大きく削り、虫歯に侵された神経を取る「根管治療」を行って、被せものを入れます。

C4歯根の虫歯
C4
歯根の虫歯

歯根だけが残っている状態の、重度の虫歯です。神経が壊死するといったん痛みはなくなりますが、膿がたまると再び強く痛み出します。治療が困難なため、多くの場合は抜歯をしてインプラント・入れ歯などで補います。

To Page Top

大事な歯を守るためには普段からの予防が大切!予防歯科へ通いましょう